― 中止になった初海外RMの記録 ―
個人的に大きな挑戦だった London Edinburgh London 2025(LEL)。
悲しいことに、結論から言えばこのイベントは 途中で中止 となった。
年の瀬になってしまい、やややっつけ仕事ではあるが、
初海外RMで分かったことは本当に多かった。
記録として、そして供養として、ここに残しておく。
① 日本出発〜前日受付まで(準備編)
準備不足のまま迎えたLEL
この時、正直に言って
メンタル的に余裕がなく、まともに準備できていなかった。
エントリーした時点では、まだ半年以上あるはずだった。
それなのに、準備をしないまま月日だけが流れていった。
パスポートを取りに行ったのは出国の1ヶ月半前。
イギリス到着日の宿を予約したのはフライト前日。
航空券も1ヶ月前くらいだった。
色々な人に心配をかけた。
申し訳なかったと思っている。
愛知在住だが、中部国際空港からは良い便がなく、
車で関西空港まで移動することにした。
関空 → 中国・浦東 → ロンドン・ヒースロー。
トランジット約2時間、往復 約14万円 の格安便。
軍事演習で遅延の可能性がある、という話も見かけたが、
結局「安さ」を優先した。
メカの状態

なんなら出国4日前までブルベを走っていた。
整備は本当に最低限。
- タイヤ交換(リアのみ)
- ブレーキシュー交換
シフトワイヤーは
「最悪切れても現地で交換すればいい」くらいの感覚。
(昨年の徳島1000で切って某TVに映った犯人は私です)
結局、BBやペダルはショップでグリスアップしてもらった。
AlterLockのバッテリーサイズなら
電源を切れば預け荷物でも問題ない、という話も聞いたが、
余計なトラブルを避けたくて手荷物に。
AirTagは、すぐ外せる位置に仕込んでおいた。
出発〜中国トランジット
仕事終わりに一度帰宅し、
当日になって慌ててバイクと荷物を OS-500 に詰め込む。
関空のカプセルホテルで前泊し、翌朝フライト。
トランジット先での預け荷物移動は航空会社がやってくれるらしい
(当日知って安心した)。
OS-500は追加料金なし。
23kg未満なら問題ないようだ。
タイヤの空気は軽く抜いていたが、
「完全に抜いてくれ」と言われた。
聞きたいことは、日本にいるうちに聞いておくべきだった。
機内では中国人前提で中国語で話しかけられる。
分からない。
中国人発音の英語も聞き取れない。

ただ、機内食はちゃんと出るし、
民度以外はしっかりしていた。
中国でのトランジットは時間に余裕がなかった。
手荷物検査ではバッテリー類にかなり厳しく、
ライトや電池は別トレーに出す必要があった。
キャットアイのバッテリーは、かなり怪しまれた。
行きだけでも持ってかせてくれ、と内心願いつつ、
なんとか審査通過。
ロンドン到着、そして最初の洗礼
ロンドン到着後、
自転車が全然出てこない。
AirTagの反応もしばらく中国の海辺で止まっており、
正直かなり焦った。
しばらくして反応が動き出し、ようやく安心材料になる。

空港の人に確認してもらったところ、
コンベアでスタックしていたらしい。
ヒースロー空港ターミナル4近くの
プレミアインを予約。
最初は1階に歩道がなく、バス移動を強いられたが、
2階からは徒歩で行けることが分かった。
キロ単位はないが、意外と遠い。

なんとかホテルに辿り着いた。


部屋で自転車を出すと、
ボトルケージとライトマウントが折れていた。
輪行箱でない以上、ある程度は想定内。
フレームが無事なら問題ない。
念のため部屋で作業して良いか確認したところ、
「ホテル内で自転車は乗れない」と言われた。
なかなか伝わらず、
結果として 乗らなければOK ということになった。
いきなり日本人参加者に会ったり、
「今夜も継続して泊まりたい」と手続きしたのに
夕方になって追い出されそうになったりもしたが、
それはまた別の話。
食料調達とロンドンの洗礼
空港には
24時間営業ではないコンビニ?のWHスミスとカフェくらいしかない。
食料は テスコ(大型スーパー) まで歩いて調達。
徒歩30分ほど。

バゲット、チーズ、ブルーベリーなどを購入。
他はやはり高い。コンセントの変換プラグは持っていったものの使えず急遽購入。
特に水が高すぎる。
500ml一本で 500円超え も珍しくない。
「ロンドンの水道水は飲める」という情報を鵜呑みにし、
水は一度も買わなかった。
結果、1週間ほど経った頃から帰国前まで
ずっと腹痛。
原因は水だったのかもしれない。
日没は日本よりかなり遅い感覚。
ただし、普通に寒い。
8/2 前日受付

この日は受付のみ。身一つで移動。
ヒースロー → リバプール・ストリートまでは
エリザベスライン一本、コンタクトレス決済OK。
ただし、その先の特急区間は
別途チケット購入が必要 だと現地で知る。
窓口は並んでいそうだったので、
スマホでサイト購入。
「普通チケットでファーストクラスに乗ると£100罰金」
と書いてあったが、
実際は 全席ほぼ同じようなもの だった。

ちなみに自転車はそのまま載せることが可能。
路線によってはピーク時不可などあるようだ。(写真は後日)
チェルムスフォード到着後はバス移動。
現地民を見よう見まねで乗ったが、
降車時にも搭乗駅を伝える必要があったらしく、軽く揉める。
降ろされたのは
歩道すらない牧場沿いの道。
Googleマップを頼りに進んだが、普通に危ない。
駅から歩いても3kmもなかったので、
最初から徒歩でもよかったと思う。
受付では、日本人スタッフを呼んでもらい、
リストバンドを巻いてもらった。
説明はなかったが、
このリストバンドは 走り終わるまで着用必須 だったらしい。
当日だけだと思い、あとで外してしまった。

事前購入品や
デポジットのモバイルバッテリーを受け取り、
ブースで軽食や簡単な部品を調達。
飛行機輪行で折れた ボトルケージ を買えたのは助かった。
夜は一旦ロンドンに戻り、ステーキを食べる。

翌日のスタートが遅いこともあり余裕ぶっこいて、
酒を飲みながら
**Mrs. GREEN APPLE 10thライブ(フィヨルド)**を
ホテルの クッソ遅いWi-Fi で視聴して寝た。
当日のみ限定配信なんて聞いてない。
ライブ当日は富士3Peaksだったし。
② 走行編(スタート〜中止〜戻り)

観光しつつ、スタートへ向かう

スタート前にエイドで腹ごしらえ

15:45スタート。ほぼ最後尾。
雨がパラつく。
同時スタートは15人ほど。
みんな普通に速い。
アジア人は私一人っぽく、
さらに小柄な体格もあって付いていけないが、
煽られることなく淡々と進む。
雨の中、グロス23km/hほど出ていたが、
16:00スタート組にもすぐ追い越され、最後尾へ。
景色は壮大で、最初は感動した。
ただ、それも50kmくらいまで。

90km地点で リム打ち。
バニーホップしてしまった。完全に自分のミス。


リムまで変形している。

チューブ管理も最悪で、パッチ修理を余儀なくされる。
途中抜けて再度修理するも、謎の葉っぱで指が被れる。

それでもPC1へ。食事をとり、換えのチューブを購入。
PCで購入できることに頼り過ぎている。

夜、仮眠。
眠気が異常で、5回・計3時間ほど道端で寝る。
こんな調子の悪いブルベは初めてだった。
PC2、PC3と進むが、
雨、寒さ、補給、眠気の繰り返し。
ブロンプトンの参加者もいたが私とペース変わんねえ。
速すぎ。

PC4(305km)で嵐「フロリス」により待機。
待機が延び、最終的に イベント中止 が告げられた。
急に途方に暮れた。
北は危険、南は問題なし。
エディンバラへ向かう計画も立てたが、
「スタート地点に戻ればメダルが貰えるらしい」
という噂を聞き、戻ることにした。



おんたまさんと合流し、
300km以上 を一緒に戻る。
途中、誕生日を迎えた。
ユニオンジャックを付けて走り、
なんだかんだでゴール。
メダルは手渡し。
首にかけてほしかった。

日本人参加者で集まり話したり、
スーパーで買い出しし、ゴール地点で酒を飲む。
ぬるいけど、最高だった。
今夜はここの仮眠所でゆっくり就寝だ。
③ その後(仲間と観光)

完走していないのにLELジャージを買い、
写真を撮る。
正直、複雑だった。

その後一時は日本人メンバーで集まり打ち上げ?やら観光やら。
ロンドン市内を歩き、
アビーロード、大英博物館、
ブロンプトン、パブ、グリニッジ天文台……。
やりたかったことは、だいたいやった。
④ 反省・所感
- 海外RMは、走る前から削られる
- 準備不足は、全部後半に跳ね返る
- チューブ管理は本当に大事
- 英語は聞き取れなくても、動線は考えられる
- 中止でも、人との縁は残る
中止は前代未聞かもしれない。
でも、きっと 後から伝説になる。
2029年、
またイギリスに行く理由ができてしまった。
行く余裕があるのかは知らないが。
最後に
これは失敗談でも、愚痴でもない。
一つの遠征記だ。
ここまで読んでくれた人がいるなら、
それだけで書いた意味はあったと思う。
AIにまとめさせた結果、超ダイジェストとなったため、
また追記することがあるかもしれない。



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