初挑戦ブルベ|400km編

ブルベ
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ブルベ初挑戦シリーズ

初挑戦ブルベ|200km編

初挑戦ブルベ|400km編

初挑戦ブルベ|1000km編

――人生初400km、余裕ゼロの完走記――

人生で初めて400kmのブルベを走ってきた。
これが人生2本目のブルベで、300kmを飛ばしての400km。今思えばだいぶ無茶だ。

しかもこの頃はまだPCにクローズタイムが存在していた時代
「間に合えばOK」ではなく、「間に合わなければ即DNF」。
緊張感のレベルが今とはまるで違う。

早太郎ブルベとは

今回走ったのは「早太郎」を冠した400kmブルベ。
長野では早太郎、静岡ではしっぺい太郎と呼ばれる、伝説の名犬にまつわる地点を巡るコースだ。

そういえば磐田市のゆるキャラに「しっぺい」がいるし、
後になってこの早太郎伝説が『ゆるキャン△』で取り上げられていた。

スタート前から雨

時は学生最後の春休みの終わりかけ
なんとしても今の時間のあるうちにブルベを走っておきたい。
しかし家を出る前から雨が降っていて、正直テンションはだだ下がり。

受付を済ませ、6:00スタート

朝が弱いのもあって朝食を取れておらず、
香嵐渓で小休憩しつつ、持参してきた和菓子で補給する。

そして、いきなり登り。
国道153号を北上し、治部坂高原を目指す。
何度か走ったことのある道とはいえ、ここは本当に長い

道の駅「どんぐりの里」で小休憩。
ここまでもアップダウンの連続で、体力をじわじわ削られる。
森の駅ネバーランドも軽く寄ってトイレ休憩。


治部坂高原スキー場には、まだ雪が少し残っていた。
ここまで来れば寒原峠を通過した先は阿智村まで下り基調だ。

PC1:ローソン阿智駒場店(103.6km)

やっと最初のPC。
このルートで100km以上チェックがないのは精神的にきつい。

しかも到着した時点で、
PCクローズまで残り10分

さすがに焦る。
ここでそれなりに補給。おにぎり、アメリカンドッグなど。
サクッと食べてすぐ進み始める。

飯田の街に抜けたかと思えば、またアップダウン。
フォトチェックが近づいたと思ったら、最後にもう一度登る。

フォトチェック1:光前寺山門(146.8km)

ようやく到着。150km程度の疲労感とは思えない。
貯金も20分程度。余裕はない。

少し登った先にあった和菓子屋で小休憩。
この辺りの名物は赤飯まんじゅうらしい。

赤飯×まんじゅう。
ブルベ補給として、かなりありなのでは。

疲れも溜まっていてゆっくりしてしまい、結局貯金は使い果たしたと思う。

ちなみにここが折り返し地点。
「またこのアップダウンを戻るのか……」と絶望しつつ来た道を引き返す。

通過チェック:セブンイレブン飯田上川路店(186.3km)

現在17時21分。参加者の方もそこそこいて一安心。

一応貯金は1時間ほど
とはいえ、まだ半分も終わっていない。

寝る場所は無計画。寝ている時間なんてないかもしれない。
そして、これから暗くなる。

静岡方面へ向かうが、思っていたほど下り基調ではなく、
相変わらずアップダウンが続く。

夜の峠とトラブル

はかりまき公園の登り。
峠としての名前はないが、とにかく長く感じる。

さらに新野峠。
長野と愛知の県境からようやく下り基調になるが、
寒さと眠気が一気に襲ってくる

PC2:ファミリーマート北設楽東栄町店(250.1km)

またしても
PCクローズまで残り20分
22時26分にレシートを受け取る。このコンビニ、23時までの営業。
これ、閉店後にDNFするにしても周り何もないので詰みそう。

午前0時を回り、霧が出て視界が悪い。
こんな中を自転車が走っているのを見たら、
車のドライバーはさぞ驚くだろう。

途中、フロントライトが浸水して故障。
もう一台はバッテリー切れ。
雨の中で止まり、充電待ち。焦燥感。

やまこえたにこえ、静岡の河川沿いへ。
待ち望んだ平坦区間。

……とはいえ、
平坦ほど虚無なものはない

フォトチェック2:見月天神 矢奈比賣神社(322.8km)

暗いのもあって神社の入口探すのに手間取った。

貯金は30分
下りが多かった割に、全然余裕が増えていない。

写真を撮って先へ進む。

浜松を抜け、旧東海道へ。
道は細く、疲労困憊の状態ではかなり厳しい。

桜が綺麗な時期なのがせめてもの救い。

「時間は間に合うか」、「ゴールはまだか」とひたすら考えながら進む。

フィニッシュ

セブンイレブン岡崎北野町店(407.4km)

タイムは
26時間24分
残り36分

ここまで追い込まれるとは思っていなかった。

しかも、
ここからスタート地点の柳川瀬公園まで戻らなければならない
さらには家まで自走。

距離自体は遠くない。
……が、心身ともに非常に億劫だった。

まとめ

初めての400km。
余裕ゼロ、トラブル多発、時間ギリギリ。

それでも、
**「400kmを完走した」**という事実は、
確実に自分の中に何かを残した。

今振り返っても、
この一本がブルベ人生の分岐点だったと思う。

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